こんにちは、たなかさんちです!
猫が急によく鳴くようになると、
ストレスを抱えているのでは?
と心配になってしまいますよね。
特に、普段はあまり鳴かない猫が頻繁に鳴くようになると、
その変化が気になります。
実は、猫がよく鳴く原因にはさまざまな理由が考えられます。
本記事では猫が鳴く理由を詳しく解説し、
鳴き声を落ち着かせるための具体的な対策を7つご紹介します。
愛猫のために、ぜひ対策を取り入れ、
快適で安心な生活を提供してあげましょう。
猫がよく鳴くようになった原因とは?
猫が急に頻繁に鳴くようになるのは、
いくつかの理由が考えられます。
その理由を把握することで、
猫の状態をよりよく理解し、必要な対応がとりやすくなります。
環境の変化が猫にストレスを与える
猫は環境の変化に敏感な生き物です。
たとえば引越しや家の中の家具の配置替えといった変化が、
猫にとって大きなストレスになることがあります。
猫は自分のテリトリーを大切にし、
そこに安心感を持って生活しています。
そのため、突然の環境の変化が起きると、
不安や緊張を感じてしまい、
よく鳴くことでそのストレスを表すことがあるのです。
猫が安心できる環境を整え、
少しずつ慣れさせていくことが大切です。
病気や体調不良が原因のことも
猫がよく鳴くようになった原因として、
病気や体調不良が考えられる場合もあります。
特に、普段あまり鳴かない猫が急に鳴くようになった場合、
痛みや違和感を訴えている可能性があります。
このような場合、まずは動物病院で診察を受けることが大切です。
普段とは違う鳴き方や頻度が見られたら、
病気の可能性も視野に入れて健康チェックを行うようにしましょう。
飼い主へのアピールや要求
猫は飼い主に何かを伝えたいときにもよく鳴きます。
エサが欲しいときや遊びたいとき、
またトイレが汚れているときなど、
さまざまな理由でアピールしてくることがあります。
「ニャーン」「ミャーオ」など、
伸ばし気味に鳴いているのは何かを要求している場合が多いです。
特に、エサの時間が近づくと鳴き声が増えることが多く、
これは飼い主が気づきやすいサインの一つです。
エサ皿の前で鳴いている場合は、
お腹が空いているかもしれません。
あるいは、おもちゃを見つめながら鳴いている場合は、
遊びたいという意思表示と考えられます。
このようなときは猫の要求に応えてあげることも大切ですが、
毎回すぐに応じていると、
鳴けば何でももらえると覚えてしまうこともあります。
適度に応じつつ、過剰な鳴き声の癖がつかないように注意しましょう。
不安やストレスが溜まっている
「ミャオーン!」「ンナーオ!」など
飼い猫が低く強い声でずっと鳴くときは、
要求を通り越して不満や不服を表している可能性が高いです。
さらにイカ耳になっていたら不愉快に感じています。
また、飼い主に対する依存度が高い猫や、
日常的に不安を感じやすい性格の猫は、
飼い主と離れることで不安を抱き、
それを鳴き声で表現することがあります。
これを分離不安といい、
家を空ける時間が長くなるとその間に猫が鳴き続けたり、
粗相をする、などの行動を取るようになります。
戻ってきた飼い主に対して執拗に鳴いたりすることが増える場合もあります。
発情期を迎えた
猫がよく鳴くようになる理由の一つに発情期があります。
特に未去勢や未避妊の猫は、
発情期に入ると特有の行動をとり、
その一環として鳴き声が頻繁になり、
大きくなることがあります。
発情期の猫は、
繁殖の相手を探すために強く鳴き、
時には夜通し鳴き続けることもあるため、
飼い主にとっても負担に感じることが多いでしょう。
発情期の鳴き方は普段とは異なり、
低く長い声や、切ない鳴き方をすることが多いです。
特に、メス猫は相手を呼ぶように「ニャーオ」と長く鳴くことがあり、
オス猫も発情期になると外にいるメス猫を求めて窓や玄関近くで鳴き続けることがあります。
認知症の可能性も
高齢の猫がよく鳴くようになる理由の一つに認知症があります。
認知症は、加齢によって猫の脳が変化し、
認識能力や記憶力、空間認知力が低下することを指します。
この状態にある猫は、不安や混乱を感じやすくなり、
その結果として鳴き声が増えることがあるのです。
認知症の猫が鳴くのは、
主に夜間や飼い主が見えなくなったときです。
これは、不安感や混乱が原因で、
自分のいる場所がわからなくなったり、
暗闇の中で孤独を感じたりするためです。
また、昼夜の区別がつかなくなることもあり、
夜中に鳴き続けることも珍しくありません。
飼い主からすると、まるで助けを求めているような切ない鳴き声に感じられるでしょう。
猫がよく鳴くときの対策方法10選
猫がよく鳴く理由に応じて、
適切な対策をとることで猫が安心して暮らせるようになります。
以下では、猫がよく鳴くときに役立つ具体的な対策を7つご紹介します。
1. 定期的な健康チェックを行う
猫の鳴き声が急に増えた場合、
まず最初に考えるべきなのは健康状態です。
病気や痛みを抱えていると、
猫は鳴くことで飼い主に知らせようとします。
特に高齢の猫や、普段あまり鳴かない猫が急に鳴き始めた場合には、
定期的な健康診断が必要です。
- 歯が痛む場合
- お腹の不調があるとき
- 関節炎
- 内臓の病気
- 甲状腺機能亢進症
- 高血圧症
など、
猫は言葉で伝えられないため、
鳴くことでサインを送ることがあります。
動物病院で定期的な健康チェックを受けることは、
異常の早期発見につながります。
健康診断では体重測定や血液検査など、
普段見落としがちな変化も確認できるため、
猫の健康維持に役立ちます。
健康状態が良好であれば、
安心して他の原因を探ることができます。
2. 新しい環境に慣れさせる工夫
引越し後に猫が頻繁に鳴くようになった場合は、
新しい環境に馴染めていない可能性があります。
環境の変化が原因で鳴く場合、
猫が安心できるように少しずつ新しい環境に慣れさせることが大切です。
引越し後や家の模様替えなどで猫が不安を感じているときは、
猫のテリトリーを意識した工夫が効果的です。
最初は部屋を限定し、
少しずつ行動範囲を広げることで無理なく環境に馴染めるようにしてあげましょう。
新しい家で猫が落ち着ける専用スペースや隠れ場所を作り、
猫の匂いがついている慣れ親しんだおもちゃやベッドを置いてあげると
少しずつ落ち着きを取り戻すことが多いです。
隠れられるようにドーム型のペットベッドや、
小屋つきのキャットタワーがあるといいですね(^^)
窓に窓用ハンモックをつけてあげるのも落ち着けるスペースが増えるのでおすすめです♪
▼窓ハンモックについてはこちらの記事も
3. ストレス軽減アイテムの活用
猫のストレスを和らげるためには、
リラックスできるアイテムの活用が効果的です。
たとえば、フェリウェイといった猫用の安心感を与えるグッズは、
ストレスを感じている猫に落ち着きを与えると言われています。
フェリウェイは自然界のフェロモンを模した成分を使っているため、
猫がリラックスしやすい環境を作ることができます。
要求鳴きにも効果がある場合があるようです!
またたびにもリラックス効果やストレス解消の効果がありますよ♪
▼またたびの効果についてはこちらの記事も
また、ストレスに効果があるとされているサプリメントやフードもあります。
ストレスや分離不安症からくる鳴き癖に悩んでいるなら検討してみると良いかもしれません。
サプリメントを猫に与える際は、必ず事前に獣医さんに相談してからにしてくださいね。
4. 適切なエサのタイミングと量
猫の鳴き声の原因として、
エサのタイミングや量が影響することも多いです。
特にエサの時間が近づくと、
猫は鳴いて飼い主にアピールすることがよくあります。
毎日決まった時間にエサをあげることで、
猫は安心し、過剰に鳴くことが減るかもしれません。
また、エサの量も猫の体調に合わせて適切に調整し、
食べ過ぎや不足がないように注意しましょう。
食事の管理は健康にも直結するため、
飼い主としても気を配る必要があります。
5.トイレや飲み水をきれいにしておく
飲み水やトイレをきれいにしておくことも有効な対策の1つです。
猫は非常に清潔を好む生き物であり、
飲み水やトイレが汚れていると、
不満やストレスを感じやすく、それを鳴き声で表現することがあります。
特にトイレが清潔でないと、
猫は使うのを嫌がり、
鳴いて飼い主に「掃除してほしい」と知らせることがあるのです。
猫の飲み水も同様に、
常に新鮮なものを提供することが大切です。
飲み水が汚れていると、猫は水を飲みたがらなくなり、
水分不足から体調不良を引き起こす可能性もあります。
水分が足りないと、体の不調から鳴き声が増えることもあるため、
こまめに水を取り替え、きれいな水を維持することが重要です。
1台は自動給水器があると、
常に濾過された循環したお水が出てくるのでおすすめです!
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掃除もしやすいし、うちの猫たちも2匹ともよく飲んでくれます♪
▼いろいろ試して行き着いた、たなかさんちの給水器についての記事はこちら
トイレは毎日2回はうんちやおしっこを掃除し、
飲み水も1日1回は取り替えることを心がけましょう。
また、トイレの砂が少なくなっていたり、
水の器が小さすぎたりすると猫が不満を感じやすくなるため、
猫が快適に過ごせるよう配慮することが鳴き声対策にもつながります。
6. 飼い主としっかりコミュニケーション
猫は飼い主とのコミュニケーションを求めることが多く、
スキンシップが足りないと寂しく感じてしまいます。
日々のなでる時間や遊ぶ時間を確保することで、
猫の不安や寂しさが軽減されるでしょう。
1日5分でもおもちゃで遊ぶ時間を作ることで、
猫は飼い主と繋がりを感じ、
満足感を得られます。
ブラッシングも猫とのコミュニケーションになりますよ!
日常の小さなコミュニケーションが、
猫のストレス軽減や安心感の提供につながるのです。
7. 十分な運動と遊びの時間を確保
猫が十分に運動できないと、
ストレスがたまり、よく鳴くようになることがあります。
室内飼いの猫は運動量が少なくなりがちなので、
毎日の遊び時間を設けることが重要です。
猫じゃらしなどのおもちゃを使って遊ぶことで、
運動不足を解消できるだけでなく、
ストレス発散にも役立ちます。
猫が自分で遊べるようなおもちゃもおすすめ!
少しの時間でも構わないので、
日々の運動を通じて猫が健康に暮らせるようサポートしましょう。
8. 鳴き声に敏感にならないことも大切
猫が鳴くたびにすぐ反応すると、
猫が「鳴けば要求が通る」と学習してしまうことがあります。
要求鳴きが癖になると、
飼い主も猫もストレスを感じやすくなるため、
適度な対応が必要です。
要求鳴きをしている間は無視をしましょう。
猫によっては「しー!」や「静かにしてね」などもかまってもらえたと感じてしまうことがあるので、
一旦何もリアクションをしないのがポイントです。
遊びやエサがほしいと鳴いたとき、
すぐに反応するのではなく、
一定の時間を空けてから応じることで
猫もすぐに要求が通るとは思わなくなります。
飼い主としても、冷静に対応することで、
猫とのバランスが保たれます。
9.去勢、避妊手術を受ける
発情期の鳴き声の場合には、去勢や避妊手術が効果的です。
手術を受けることで、発情期の行動や鳴き声がなくなり、
猫自身のストレスも軽減される場合が多いです。
また、発情期の行動を抑えられることで、
事故や脱走のリスクも減らせるため、
猫の安全性にもつながります。
もし鳴き声が発情期によるものだと感じた場合は、
獣医師に相談し、手術について検討してみるとよいでしょう。
10.認知症の場合は
認知症による鳴き声に対しては、
環境を整えてあげることが大切です。
たとえば、夜間に小さなライトをつけておくことで、
猫が安心感を持つことができます。
また、昼間に適度な運動や遊びの時間を設け、
夜は落ち着ける空間で休ませるようにすると、
昼夜逆転が改善されやすくなります。
認知症の症状が進行している場合は、
獣医師に相談し、必要に応じたケアやサポートを受けると良いでしょう。
まとめ 猫がよく鳴くようになったら
猫がよく鳴く原因はさまざまですが、
病気や環境の変化、
コミュニケーション不足などが影響することが多いです。
愛猫の健康と快適な生活を保つためには、
まず原因を見極め、必要な対策を取ることが大切です。
猫が安心して過ごせる環境を整え、
日々のコミュニケーションを大切にすることで、
鳴き声も落ち着いていくでしょう。