こんにちは、たなかさんちです!
と悩んでいませんか?
猫をお風呂に入れたいのに、
毎回の大騒ぎに疲れてしまう飼い主さんは少なくありません。
しかし猫が暴れる理由を理解し、適切な方法でお風呂に入れることで、ストレスを減らすことができます。
この記事では、猫がお風呂で暴れないための8つの具体的な方法を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、今日から試せる簡単なコツを実践してみてください。
猫がお風呂で暴れる理由を知ろう
まずは、なぜ猫が暴れるのかを知ることが大切です。
理由を理解することで、
猫の気持ちに寄り添った対応ができます。
猫はお風呂が怖い?
猫がお風呂で暴れる一番の理由は「恐怖心」です。
砂漠地帯に生息していた猫は、水に濡れるのを嫌がるそうです。
お風呂場の音やにおい、
体が濡れる感覚を嫌がります。
たとえば、シャワーの水音が大きいと、
それだけで驚いてしまうこともあります。
また、猫は環境の変化に敏感な動物で、
普段と違う場所にいるだけでも不安を感じることがあります。
そのため、急にお風呂に入れられると、パニックになり暴れるのです。
猫の性格や体験が影響することも
猫の性格やこれまでの経験も、お風呂での行動に影響します。
たとえば、活発で好奇心旺盛な猫は、
初めてのお風呂でも興味を示すかもしれません。
一方で、過去に嫌な経験をした猫は、
お風呂を強く嫌がる傾向があります。
また、性格が内気な猫は、
何度もお風呂に入れても慣れにくいことが多いです。
猫の性格に合わせて少しずつお風呂に慣らしていきましょう。
猫にお風呂は必要?
猫にお風呂が必要かどうかは、多くの飼い主さんが悩むポイントです。
まず、基本的に猫は自分で毛づくろいをして体をきれいに保つことができます。
そのため、通常は頻繁にお風呂に入れる必要はありません。
しかし、場合によってはお風呂が必要になることもあります。
汚れがひどい時
普段はお風呂が必要ない猫でも、
外で遊んだり、何か汚いものに触れたりして、
毛が汚れてしまうことがあります。
例えば、庭で泥遊びをして全身が泥だらけになったり、
うんちがついてしまった場合などです。
このような時は、猫が自分で毛づくろいするだけではきれいにならないため、
お風呂に入れてあげることが必要です。
また、コーミングしても毛がもつれやすくなってきたり、毛玉ができやすくなったら、
猫の毛に余分に皮脂がついて毛が汚れてきた証拠です。
そのままにしてしまうと、
- 毛艶が悪くなる
- 毛を飲み込みすぎて胃腸の状態が悪くなる
- 皮膚病
になってしまうことがあります。
その場合はお風呂に入れてあげましょう。
短毛の猫の場合のお風呂の頻度
短毛の猫は、通常、自分で毛づくろいをすることで清潔さを保つことができます。
なので、特別にお風呂に入れる必要はほとんどありません。
しかし、皮脂の分泌が多いスフィンクスやバーミーズのような猫種は、
皮脂の汚れを防ぐために月に一度程度のお風呂が推奨される場合もあります。
毛がカールして巻き毛のセルカークレックスやラパーマなども、
皮脂が被毛に溜まりやすいのでお風呂が必要です。
ただし、換毛期で抜け毛がひどい時は
お風呂に入ることで毛があらかじめ抜けるので
年に2回の換毛期の時にお風呂に入るのは抜け毛対策にはかなり有効です。
長毛の猫の場合のお風呂の頻度
長毛の猫は、毛が絡まりやすく、毛玉ができやすいので、
お風呂が必要な場合があります。
ペルシャ猫やメインクーン、エキゾチックなどの長毛種は、
月に1回程度のお風呂をおすすめします。
ただし、必要以上にお風呂に入れることは猫の皮膚や毛の健康に悪影響を与えることもあるので注意が必要です。
お風呂に入れなくてノミ・マダニ対策は大丈夫?
猫のシャンプーやお風呂は、
ノミ・マダニなどの寄生虫を駆除する対策にはなりません。
体についた成虫を一時的に落とすことができても、
毛の中に産み付けられている卵などをシャンプーのみで
すべて除去することは難しいとされています。
ノミ・マダニ対策には駆除薬を使いましょう。
猫をお風呂に入れる前にできる準備
お風呂を嫌がる猫でも、事前に準備をすることで
スムーズにお風呂に入れることができます。
必要な道具をそろえておこう
猫をお風呂に入れる前に、
必要な道具をそろえておくことが大切です。
お風呂の途中で道具が足りなくなると、
猫が余計に不安を感じてしまいます。
- 猫用のシャンプー、
- 必要であれば猫用のリンス
- ペット用バスタブ
- 乾いたタオル
- ドライヤー
- ブラシ
を前もって用意しておくと良いでしょう。
特にペット用のバスタブは、
水抜き栓がついているものを選ぶとお湯の入れ替えがしやすく
猫さんも落ち着いてお風呂に入れやすくなります。
こちらのバスタブのように折りたためるものを選ぶと保管も楽ですね(^^)
また、すぐに乾かせるよう、ドライヤーやタオルを近くに置いておくことも必要です。
ドライヤーを嫌う猫が多いので、
バスタオルだけである程度まで渇かせるように、
バスタオルは何枚か用意しておく方が良いでしょう。
猫のお風呂やシャンプー前のグルーミング
お風呂の前に猫の爪切りと耳掃除、目をきれいにしておきます。
爪切りをしておくとシャンプー中に引っかかれても人がケガをしづらくなります。
耳掃除は汚れた状態の耳の中に水が入って
中耳炎になるのを防ぐためです。
▼爪切りについてはこちらの記事
毛玉やブラシが通りづらい部分があると、
絡まりやすくなってしまったり汚れが落ちなかったりするのでしっかりコーミングしておきましょう!
グルーミングまで一気にやると猫が嫌がる場合があるので、
1〜2日前に徐々にグルーミングを行っておくと猫のストレスが少なく済みます。
猫がお風呂で暴れないための8つの方法
猫が暴れずにお風呂に入るためには、
いくつかのコツがあります。
それぞれの方法を使い分けて、猫の負担を減らしましょう。
方法1: まずは濡れタオルやホットタオルで慣らしておく
まず、お風呂の前に濡れタオルや蒸しタオルで体を拭いてあげると、
猫が水に少しずつ慣れることができます。
濡れタオルを使うことで、いきなり全身を濡らす必要がなくなり、
猫も落ち着きを保ちやすくなります。
蒸しタオルでもある程度汚れが落ちるので、
まずは蒸しタオル浴に慣れさせれおくといいでしょう。
方法2:お湯の温度に気をつける
猫がお風呂で落ち着いているためには、
お湯の温度が大切です。
猫は人間よりも体温が高いので、ぬるめのお湯が適しています。
熱すぎるお湯は猫を驚かせ、
冷たいお湯は逆に不快感を与えます。
38度くらいのお湯を用意すると、
猫もリラックスしやすくなります。
方法3:シャワーは体にくっつけて音が出ないようにする
シャワーの音や水の勢いが強いと、猫は驚いてしまいます。
いきなりシャワーを出すとその音にも猫がびっくりしてしまうので、
シャワーは先に出しておいて、徐々に猫の身体にかけます。
シャワーヘッドを猫の体に近づけて、直接肌にあてるようにすることで、
音を最小限に抑えましょう。
水流を弱めに設定し、できるだけ静かにお湯をかけると、猫も安心しやすくなります。
方法4:なるべく顔は濡らさない
猫は顔に水がかかるのを特に嫌います。
顔を避けて体だけを洗うことで、
猫のストレスを軽減できます。
顔を洗う必要がある場合は、
湿らせたタオルやガーゼでやさしく拭く程度にしましょう。
方法5:時間を短くする工夫
猫がお風呂で嫌がらないためには、
できるだけ短時間で済ませることがポイントです。
1回のお風呂の時間は30分以内にしましょう。
そのためにはあらかじめ準備を整えてからお風呂に入れることで、
手早く進めることができます。
お風呂に慣れていない時はリンスインシャンプーにしたり、
手順が少なく済むアイテムを使うのもおすすめです。
また、シャワーヘッドを汚れの落ちやすいものにするのもおすすめです。
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節水にもなるし、肌当たりも優しく、洗い上がりもふわふわになるので、猫にも人にもおすすめですよ(^^)
方法6:1人よりは2人で入れた方がよい
猫がお風呂に慣れていない場合は、
1人で入れるよりも
1人は猫の気を紛らわせたり抑える担当、
もう1人がシャンプーやすすぎを行う担当と分担した方が
猫も安心しやすいし、早く終わる場合があります。
方法7:やさしく話しかけること
猫にやさしく話しかけることで、
安心感を与えることができます。
猫は飼い主の声に敏感ですので、
リラックスしたトーンで話しかけると、緊張がほぐれることが多いです。
穏やかな声で猫に話しかけたり
笑顔で接することで、猫の不安が少なくなります。
方法8:洗い方の順番を工夫する
洗い方の順番を工夫することで、
猫が落ち着いてお風呂に入ることができます。
顔やお腹は嫌がる子が多いので
まず、足元や背中の部分から濡らすと猫も安心しやすいです。
最後に頭や顔を軽く拭くと、
猫がパニックを起こしにくくなります。
それでも解決しない場合、
ペットのお困りごとを投稿するとプロから無料で提案をもらえるサイトがあります。
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猫さん毎に性格も違うと思うので、
1度相談してみてもいいかもしれません(^^)
シャンプーの手順
猫のシャンプーのやり方を解説していきます。
シャンプーはバスタブでお湯を溜めながら
バスダブに38度以下のぬるま湯を張って、
猫用シャンプーを溶かしておきます。
猫が少しでもリラックスできるように、優しく話しかけてながら猫をお湯の中にそっと入れましょう。
片手で猫の前足をしっかり掴んで、
もう一方の手で全身の毛をお湯に馴染ませます。
お湯を捨て、
猫の身体から離れた場所で出しておいたシャワーできれいに洗い流します。
猫があまりに嫌がるようであれば
ここでしっかりすすいでまずは終わりでもよいかと思いますが、
しっかり洗う場合は脂っぽい部分が取れるまで
シャンプー剤をつけ、
指の腹で地肌をマッサージするように何度か洗っていきます。
顔は避けて洗うようにして、
指の間も汚れている猫が多いので、爪先まできれいに洗ってください。
お顔は浸したガーゼで優しく拭いてあげましょう。
繰り返し桶のお湯を溜めながら、
お湯がきれいになるまでしっかりシャワーでシャンプーを洗い流します。
リンスが別ならリンスもシャンプーと同様バスタブに溶かしてから馴染ませて
かなりしっかりすすいであげましょう。
すすぎはしつこいくらいしっかりしてね!
タオルドライもしっかりと
しっかりすすぎ終えたら、次はタオルドライです。
毛が絡まらないようにタオルを押し当てるように拭いていきます。
何枚かタオルを使ってしっかりタオルドライを行っておくと、
ドライヤーの時間も短縮でき猫の負担が軽くなります。
ペット用の吸水性の高い素材のタオルを使うとタオルドライも楽になります。
顔や指先などの部分は、キッチンペーパーのような吸水性の高い紙を用いると良いでしょう。
猫の耳の中はカット綿で優しくぬぐってあげましょう。
お風呂後のケアも重要
お風呂が終わった後も、猫をしっかりとケアすることが大切です。
特に、乾かし方やごほうびを工夫することで、
次回のお風呂がスムーズになることが期待できます。
猫の乾かし方
顔に風が当たると途端に嫌がる猫もいますので、
バスタオルで猫の頭をくるみながら、
一部ずつドライヤーを当ててみましょう。
同じ場所に長くドライヤーを当てると熱い場合があるので、振りながら乾かします。
長毛種であれば、半乾きになったらコームを使うときれいに乾かせます。
もしドライヤーを完全拒否されたらそれ以上無理強いはしないで、他の方法で猫を乾かしてください。
猫の毛が完全に乾いたら再度コーミングを行い、
無駄毛を完全に取らようにしましょう。
たなかさんちでは人間用のドライヤーだと片手が塞がってしまうので、
ペット用のドライヤーを買いました!
今だとドライヤーハウスを使っている猫さんもSNSでよく見かけるので、
頻繁におうちでお風呂に入れる方や
多頭飼いのおうちはあると便利そうですね(^^)
猫を早く乾かすためのポイント
猫をお風呂から出したら、すぐに乾かすことが重要です。
低温のドライヤーを使って、
遠くから風を当てるようにします。
ドライヤーの音にもびっくりしやすいので、
猫から離してスイッチを入れましょう。
ドライヤーが苦手な猫には、
- 暖かい部屋で自然乾燥させる
- こたつの中に入れる
- ファンヒーターの前で猫を抱っこして乾かす
など試してみましょう。
ごほうびで安心させる方法
お風呂の後にごほうびを与えることで、
猫がお風呂をポジティブな経験として覚えるようになります。
お風呂=楽しい時間と認識してもらいましょう!
どうしても猫が暴れてしまってお風呂に入れられない場合
その場合は、無理にお風呂に入れようとせず、
代わりに次の方法を試してみてください。
濡れタオルで拭く
水に濡らしたタオルで体を軽く拭くことで、
汚れを落とすことができます。
特に、顔周りや足先の汚れを取る際に効果的です。
ウエットシートタイプの体を拭くものもあります!
猫用のドライシャンプーを使う
水を使わずに汚れを落とせるドライシャンプーが市販されています。
猫の被毛にスプレーし、
ブラッシングするだけで簡単に清潔に保てます。
うちの子たちは体に直接ミストがシュッと当たるのがびっくりするのか苦手なんですが、
ミストが出てくるブラシに入れるとやらせてくれます。
ミストが苦手な子は泡タイプもあります。
プロに頼る
どうしても自宅でお風呂に入れられない場合は、
トリミングサロンや動物病院を頼るのも一つの手です。
専門家による安全なケアを受けることで、
猫のストレスも最小限に抑えられます。
るーちゃんはロングヘアでカットもお願いしているのでトリミングサロンにお願いしていますが、
意外と猫OKのトリミングサロンが多くないので
ご自宅の近くにあるか調べてみるのがよいかと思います。
これらの方法を使えば、猫に無理をさせずに清潔さを保つことが可能です。
まとめ:猫がお風呂を嫌がらずに入ってくれるようになるために
猫がお風呂を嫌がらないためには、
飼い主さんの工夫と猫への気配りが重要です。
お風呂は猫との絆を深めるチャンスでもあります。
お風呂は猫を飼っていたら多くの飼い主さんが経験することです。
こちらの記事で紹介した方法を試すことで、
猫にとっても飼い主さんにとってもお風呂の時間が苦痛なものにならないことを祈っています(^^)